3.暗号通貨講座~クリプタンベビーの君へ捧ぐ~(分散合意アルゴリズムPow/Pos/PoI編)
はすたらびすたべいびー!(和訳:地獄で会いましょう赤ちゃん)
外側靭帯痛めました。こんにちはまつかぶです。
ひねくれものの多い私の読者様方調子はいかがでしょうか。好きです。
さてクリプタンベビー達には2回にわたりドカドカと基礎を叩き込んでまいりましたが、まだまだあなた達はつかまり立ち程度です。今回紹介するのも基礎です。
世界の広さにワクワクしながら進んでまいりましょう。
3.暗号通貨講座~クリプタンベビーの君へ捧ぐ~
(分散合意アルゴリズムPow/Pos/PoI編)
3回目にもなってくるとそろそろ見出しのセンスが無いことにへこみそうになります。
毛に心臓が生えてるので大丈夫ですけど。
さて、前回までビットコインのブロックチェーンネットワークにおける、富や権利の分配方法(分散合意アルゴリズム)についてお話しました。
ただ世の中にはビットコインという通貨以外にもアルトコインという別世界の通貨。さらには草コインと呼ばれる魔界の通貨があります。
ビットコインの採用しているアルゴリズムはPoW(Proof of work)でしたね。復習したよねベイビー!
中には違うアルゴリズムを採用している通貨もあるのです。今日はその中でも代表的なPoS(Proof of Stake).PoI(Proof of Importanse)この2つをPoWと比較しながらお話しましょう。
1.PoW
多くの通貨が採用するアルゴリズムです。
PoWについては前回話しましたね。マシンパワーに応じた報酬。力こそ正義。
電力を燃やしてインフラを維持。その電力分をバックするイメージです。合理的。
ただし決定的な弱点があります。
力こそ正義なので、常にビンビン最強であり続けなければなりません。
おはようからおやすみまで、なんなら寝てる間もビンビンです。
おっ、変なこと想像しましたね。このエッチマン!
要するに常にマシンパワーを発揮し続けてないので恐ろしい電気代がかかり続けます。あんまりエコではないですね。
2.PoS
PoWの欠点を埋めたといわれるアルゴリズム。Nxt,ppcなどがこれを採用しています。
最近流行っているPoS通貨という言葉はここから来ています。
PoSはPoWと違ってマイニングがマシンパワーの殴り合いではありません。
多くその通貨を持ってる人が多く報酬と決定権を得られるシステムです。
殴り合いがおきないので無駄な電気代がかかりません。Peace!Peace!
しかしこれにも違う面で弱点があります。
多くその通貨を貰ってる人が多く報酬をもらう。もらった通貨分次の報酬も増えます。
つまり見方を変えると最初のほうに大きく投資した人が富み続けるシステムになります。先行投資した人が多くの配当を貰い続けるというのは論理的ではありますが。
加えて、その通貨を持ち続けることがインセンティブになるので流動性が低下します。使ったら貰える報酬減るし次の報酬貰ってからにしよう…の無限ループ。
インフィニティ欲豚スパイラルです。通貨として本末転倒になりかねません。
これがコミュニティの停滞化を招く可能性があります。コミュニティの停滞すなわち価値の下落でもあるので、ここのコントロールが非常に難しいです。
3.PoI
日本で大人気XEMの独自アルゴリズムでPoSの欠点をいくらか克服しています。
その通貨をたくさん持ち続けることが正義なPoSと異なり、その通貨の保有量とその通貨をどれだけネットワーク上の経済活動に使ったか。この2点からスコアが算出され、その成績に応じて報酬が貰えます。なんだかビジネスマーン!
PoSの2つ目の弱点である流動性の低下を克服し、さらに大富豪でなくともその通貨のコミュニティを盛り上げたりする有志にも報酬が多く入るようになります。
しかし、いいことずくめのようですがこれにも欠点が…
僕では書くほどの欠点が思いつかなかったのでよければDMとかで教えてください。
個人的にこのPoIを採用したXEMは、これからの発展の方向次第はBTCばりの力を持つ可能性があると思います(持ってないけどポジトークっぽいことを言う)。
まとめると
PoWはインフラの維持に対し
PoSはインフラへの投資に対し
PoIはインフラの発展に対し
それぞれ着目し、権利や報酬を与えてるとイメージするとわかりやすいかもですね。
以上、第三回クリプタンベビー向け暗号通貨講座でした。
記事を書いて間もないですが、たくさんの声を頂いてます。全部読んでます。
みんなに読んでもらえるということが本当にすっごいモチベーションになります。
記事を面白いと感じてくれたら紹介している呟きをRTして頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
ブログ更新しました。今回はブロックチェーンにおいていわゆる"報酬がもらえるしくみ"である分散合意アルゴリズムについて、PoW.PoS.PoIを紹介します。
— まつかぶおうどん (@matsukabu) 2017年10月6日
3.暗号通貨講座~クリプタン…https://t.co/eB2vXiXTbo pic.twitter.com/xjnjEylFkR
間違っている部分、気になった部分、わからない部分などありましたらいつでもコメント・Twitterのリプライ・DMなんでも構わないのでいただけるとうれしいです。
お返事遅くなるかもしれませんが、回答させていただきます。
あと、なんも考えずブログを立ち上げましたが、そろそろブログのUIやデザインについて考えていきたいです。
そのうち暗号通貨払いでデザイン案やヘッダー画像などの募集をするかもしれません。
その際はよろしくお願いします。
チ
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復習用 今日出た単語
・分散合意アルゴリズム
・Proof of Work(PoW)
・Proof of Stake(PoS)
・Proof of Importanse(PoI)
・アルトコイン
・草コイン
・シットコイン
応用編 調べるともっと理解が深まる単語
・Proof of Burn(PoB)
・ハーベスティング(XEMが採用している報酬の配布方法)
・エアドロップ(PoS通貨によく採用される報酬の配布方法)