落書きでわかる暗号通貨

クリプタンベビーが大人になるまでの物語

1.暗号通貨講座~クリプタンベビーの君へ捧ぐ~(ブロックチェーン編)

こんにちは。昨日はたくさんのご来訪ありがとうございます。
どんな風にやっていこうかって考えた挙句

とりあえず前回中途半端な説明をしたマイクロペイメントをちゃんと解説しようかなと思ったんですが、Twitterでアンケートを取った結果

 

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(※ほか、僕の筋肉についての依頼が1票)


世間のニーズとの乖離を肌で感じたので基本的な用語から解説していきます。

 

解説にあたって、当ブログはイメージのしやすさ、わかりやすさを重視しています。
土台さえ理解できれば枝葉は自分で調べられる力がつくと思ってるので細かい部分は省きまくりです。歴史や思想的な面は必要ない限りほぼ解説しません。ご了承ください

 

取引所で暗号通貨の売買はするけど、売り買いのやり方とコインの名前以外何も知らないよ って方がこのブログの想定するスタートラインだと思ってください。

将来には読み終わる頃にはそこらへんの暗号通貨に関する記事なら読んで理解できる程度になるバイブルにする予定です。


まずは右も左もわからないハイハイ状態のクリプタンベビーをつかまり立ちまでできる程度まで引っ張り上げます。

今回のみ基礎の基礎なので文字が多いです。

文字を覚えなければ本は読めないのでまずは文字から覚えていきましょう。

そのうち絵ばっかになります。

さあ、一緒にがんばっていきましょうクリプタンベビーよ!


第一回 ブロックチェーン

その1.ビットコインブロックチェーン

 

まずそこのベビー。ビットコインブロックチェーンをよくわからないまま一緒に考えてませんか。
この2つは鮭とプテラノドンくらい違います。まずはここからはじめましょう。

 

一部を除いた暗号通貨とよばれるものの全ての土台にはブロックチェーンがあります。

ビットコインだとか、イーサリウムだとかモナコインだとか、こういったものは全てこのブロックチェーンから生み出されたトークという概念です。これを僕らは勝手に通貨と呼び、通貨として使っているのです。

 

いろんな機能を持ったブロックチェーンがありますが、ほぼ全ての暗号通貨はなんらかのブロックチェーンを使用しています。

通貨ごとの取引の記録は全て使用しているブロックチェーン内で処理されます。

 

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その2.ブロックチェーンの仕組み

 

お次はブロックチェーンの仕組みについて。

ここではビットコインブロックチェーンを例に挙げて説明します。

 

ブロックチェーンってのは名前通りいっぱいブロックが鎖みたいに繋がってます。

ブロックの中にはその通貨の取引記録とかがまるみえの状態で詰まってます。

 

ブロックはマイナーと呼ばれるパソコンがすごく強い人たちが作ります。チェーンとチェーンの間にハッシュというランダムな数字を計算で割り出し、接着剤みたいにしてくっつけます。

最初に正しい接着剤をくっつけて承認された人がブロックチェーンからビットコインを報酬として授かるわけです。このパソコンの強い人たちが行う一連の作業をいわゆるマイニングと呼びます。

 

合うハッシュ(接着剤)は毎回ランダムなのでマイナーたちはつど各々のつよいパソコンで色んなものをそりゃもう必死に練り合わせまくります。

誰かが正しい接着剤を練り上げた瞬間他の人は全員練り損になるので必死です。要するにマイニングとはつよいパソコンで殴りあうサイバーバトルです。

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そして誰かが正しいハッシュ(接着剤)を見つけると、繋がった新しいブロックの取引が正しいかブロックチェーンネットワーク参加者全体で多数決を取ります。

 

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取引内容はすべて丸見えなので、紐付けされている情報を参照すればその取引が正しいかおかしいか判断できます。

過半数の参加者がそのブロックの中の取引を承認するよ。とすれば無事、そのブロックの中に入れられた取引は成立し、ハッシュ(接着剤)を見つけたマイナーはBTCが貰えます。おめでとう。

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一方、不正な取引が含まれてたとかで承認されないと新しいブロックはゴミ箱に放り込まれ、次の新しいブロックを接着することになり、サイバーバトルが再開します。ゴミブロックのハッシュ(接着剤)を見つけたマイナーには報酬が支払われません。

オーマイガ。

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僕らがビットコインを使って安心な取引ができる裏にはこんな戦いが繰り広げられています。しかし、この戦いこそがビットコインでの取引を万全にしているのです。

 

取引者はコインを送ったり受け取ったりしたいので取引記録を作るし

マイナーはビットコインが欲しいので必死に取引記録の入ったブロック同士をくっつけます。

そして参加者はブロックチェーンを健全にしたいです。不正が横行したら自分のビットコインの信頼性や価値も下がるから。なので悪い取引しようとしてる人は殺されます。

 

そして悪いことを思いついた人ですら、ネットワーク参加者を全員黙らす圧倒的なパワーを持っているなら取引記録を自分に有利なようにもっていくより、その圧倒的なパワーを使って接着剤練ってるほうが儲かる設計になってるので悪い人が悪い人になりえないのです。

 

今書いた参加者全員が自分の利益に基づいて行動しています。

しかしそうすることによってブロックチェーンは強固なセキュリティになるのです。

みんなブロックチェーンの手のひらで踊らされているのです。

おそるべしブロックチェーン

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以上第一回クリプタンベビー向け暗号通貨講座でした。

 

間違っている部分、気になった部分、わからない部分などありましたらいつでもコメント・Twitterのリプライ・DMなんでも構わないのでいただけるとうれしいです。

お返事遅くなるかもしれませんが、回答させていただきます。

 

それではおつかれさまでした。

 

 

 

チャ

 

 

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復習用 今日出た単語

ブロックチェーン

・ブロック

トーク

・マイニング

・ハッシュ(文中では接着剤と表現)

 

 ※注

厳密に言うとハッシュは各ブロックの中に取引情報と一緒に入ってます。